『 Turn to a Front 』

水色の夢を見ている。

今年の夏も猛暑酷暑で暑くて、
アスファルトに陽炎が揺らぐ炎天下、
きみを探して街をゆく。


手を伸ばせばゆらぐ、
どうしてこうなってしまったんだろう
きみを探して空を見上げる。

冷たいものが食べたいな。



たとえ夏の日が過ぎ去らなくても

たとえこの世界が終わらなくても


きみがいてくれたらどうにかなるって、


夢を見ていたいんだ。


空が水面のように揺らぐ
陽炎がきみの望んだものだったとしても

いつか凍えた指先をあたためあうそんな日があるって、
夢を見たっていいでしょう。

明日も雨は降らないかな。
いつかあの青い空が次の世界へと、繋がる日が来るんだ。



水色の希望を掲げて、

揺らぐ陽炎に惑わないで。
目を開いて、前を見て。


この世界も案外悪くないね。
どうしようもなくて突飛だけど、
わたしを信じてくれたきみが連れ出してくれた舞台だから。

わたしなりにがんばってみるよ。

きみがいてくれたらどうにかなるから。



出会えたきみと。

いま、走り出す。



カゲプロイメージ。詳細はお手数ですがpictページから、作品へどうぞ。 
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