『と、切に願う』
まっすぐ
まっすぐ
まっすぐ
見えているものは間違っていないとばかりは思ってはいないけど
ただ周りが見えなくなることがよくあるってよく解ってる
だからなるべく気を遣いながら生きていたいけど
それでもうまくいかないことがあるのもよく解ってる
思い通りにならないのは当然で
思い通りになればいいと思うのも当然
当たり前がもどかしくて
受け入れられなくて苦しい
できるだけ高いところにいきたい
光満ちるところに立ちたい
満足なんてしないから驕ることはしないから見下したりなんかしないから
多分
まっすぐ
自分の欲望だけを見ていたい
欲望を満たすことがとても楽しくて愛おしくて狂おしいくて
何もかも投げ捨てたって最後には結局捨てられないものなのに
自分のための目標だけを追っていたい
その道のりは時折もどかしくてそれでもその一歩一歩が意味のあることだと思って進むことが楽しくて
その歩調すら自由に歩いていたいのに
目標はやっぱり自分の物だけでは決められない
心を砕くような代物を超えたくて目標にする
自分はまだまだなのかと泣いてしまいそうなくらい打ちひしがれて
哀しくなっても苦しくなってもあの狂おしさを求めていたい
人差し指で標的にする
まっすぐ
自分の物だけを拡げて自己満足したい
それでも何か煮え切らなくて上を見てみる
そうやって徐に昇ろうとする
まっすぐ
そうやって
前だけを見つめていたいのに
狂ってしまいたいと
狂ってしまえば
何もかも
気にしなくていいのかな
病んでんの?なんて聞く奴は野暮だ