『phenix』

太陽の熱の帯のように
翼を広げる
陽炎の揺らめきのように
命の賛歌を歌う


燦々と降り注ぐ光の中で
暖かな光の中で
世界中の幸せを詰め込んだ表情で
今を生きることを宝物のように大事にする
一瞬の陽炎に心を傾けて
命の熱さを慈しむ
君はその翼を広げて


愛しているよと

ほほえむ君を刻み込んだ
すべての命のために生きる君を
その命を僕だけのものにはできないけれど

その翼を広げて
君は晴天へ飛び立つ



太陽の白に
君の綺麗さを感じた
煌々と揺らぐ灯火に
君の心の熱さを感じた

手を伸ばしても触れられない距離に
何度涙しただろうか


ずっと忘れないよと

泣いた僕らの涙に刻み込んだ
生きる命の永さを
憂える僕らにはどうしようもないのだけれど

愛しているんだと
伝えた僕と泣いてくれる君は
その翼を熱く燃やす



まばたきの一瞬すら逃さない
その炎で僕を燃やしてくれないか
君の命の刹那で僕は伝えよう

愛しているよと


燦々と輝く光の中で
すべての命のために生きる君へ
その灯火は僕には届かないけど
世界中の幸せを込めて君に捧げよう
僕の命も心もこの愛も
煌々と揺らぐ灯火へ
ずっと忘れないでいて


その翼に乗せて
君は晴天へ飛び立つ

 


  なんかファンタジー臭がぷんぷんする夢を見て、それをベースに物語を作ってみて、
  感じた感情の渦