RevolutionSeries

春風 桜吹雪
魂の極望
金糸雀
孤独な卵―――09.09.06.Sun up*******
Doll.

なんか古くてクサい詩ばっかです
テーマは大概 [激動][覚醒][胎動][革命] ですね。
臭くて泣ける



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『 春風 桜吹雪 』

鮮やかな 記憶と夢よ 幻よ…
君の光 君の優しさ 離れてゆく 僕のそばから


紅く燃え上がる 暖炉の炎
若すぎる 己の喜び
知らずにいた 君の細い旋律 汲みとれず
咲き乱れる 桜の下で
立ちつくす 君の横顔
凍りついた 君の細い旋律 耳澄ます

何気ない 日常の言葉さえ
一つ一つ こだわる君がいる

鮮やかに 映しだされる 幻よ…
夢の中で 咲き乱れる 花吹雪
君の微笑 いつのまにか 消えていた 僕のそばから

恋焦がれ 君は今 何を思う?
夢見たら 君は今 どこにいるの?
声枯らし 君に今 届いてるの? 僕の声は


ゆらりゆらめく 蝋燭の炎
振りかえる 己の過ち
散り乱れる 花弁の中で見つけたい 為すべき事を

償える罪なら 今すぐにでも君に会いに行くのに

鮮やかに 映しだされる 幻よ…
洗われたい 月陽の光 花吹雪
君の微笑 キズをつけた この心 僕の全てを

恋覚え 僕は前(かこ) 何を想う?
恋焦がれ 僕は前 何を見たの?
瞳凝らし そして僕は 見つけたのか? 答えの扉を


哀しそうにそびえる…叩いても開かない…(君の扉)
まだ間に合うよ
もう一度初めから君と歩きたい 桜吹雪の中
春風の吹く長い道走り続けたい駆け抜けたい 扉開け


鮮やかに 瞳に映る 幻よ…
夢の中で 君と歩いた 白昼夢
君の微笑 確かなほど 感じてる 僕のそばに

恋覚え 君は今何を想う?
夢見たら 君は今 そこにいるの?
耳澄まし 君は今 そこにいるの? 僕のそばに

 

  心の変動を。

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『 魂の極望 』

汚れた古着を引きずりながら
一体どれだけ歩いてきたのか
枯れた心身を背負いながら
一体いつから歩いているのか

主のいない人形のように
道に迷った子供のように

猶も
朽ちぬ切望
息づく願望
すぐそばにあるはずの青空

飛びたいよ飛びたいと
叫ぶことに意義があるのか
躰の枷を引きはがす
心地よい風が心身にながれる


渇いた心を抱きながら
幻に溺れたくはない
華やかな心を夢見ながら
魂の声を忘れたくはない

地に堕ちた人間のように
道を失った子供のように

手を伸ばすだけでは 極望はない

会いたいよ会いたいと
叫ぶことに意義があるのか
心の栓を引き抜く
熱い嵐が心身を貫く


汚れた古着を脱ぎ棄てたら
少しは何かが変わるだろう
何の迷い無く過去を振り切れば
少しは心は晴れるだろう

絡みつく何かをふりほどいて
はばたくことを夢見る
古い躯が目覚めたなら
願うよりも先に逸りはじめる

会いたいよ会いたいと
願うことに意義はない
心の栓を引き抜く
熱い魂の咆哮

  極望=「見渡す限り眺める」
  猶(なお・も)=「それでもまだ」
  躯=「からだ、胴体(死骸)」
  逸(はし)る:造語。逃れる、わくを超える。の意。 (漢字源・広辞苑)

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『 金糸雀 』


                        sub title:  Summer sky, Autumn Moon.

青天の灼熱 あの非望
拙き己を 今も負いし姿
忘却の被い 重く哀しく世界を遮る

影陰き 渇望の淵に
流離いし心 地虫の如くか
虚しくも思うまま流れる
秋の月に指は届くか…

羽根も身も粉と化す
術を知らず力尽き
誰か 我をすくう術は
誰か
皓き光よ…


夕闇で見つめた
美しき汝を今も逐いし姿
忘却の被い 今や世界は…

秋深み 青天の道中
高く打つ想い 雀の歌
卑しくも汝の側にいたい
白の月はただ秋望の高みに…

翼は何よりも強く
墨き天に つよくはばたく
この想いは堅くこの胸に
白き月にいつか委ねる


光仰ぎ 遙かな天を目指す
明かし恒星となれ


羽根も心も生まれかわる
願う能力を覚いだす
陰にひとり 青天を仰ぎて
陰にひとり
 拙き己 と 現の己
 そして白き月よ汝の歌を
くすんだ金色の糸で歌う


                         sub title:  Winter sky, Spring Sun.

青天に掲げた あの希望
幼き己を未だ負いし姿
自責の念 絶えず我が身を打つ

闇深き 絶望の嵐に
堰き止めた想い 蜉蝣の息か
愚かしくものたうち回る
春の陽に手を伸ばすも…

羽根も身も粉と化す
昇る己と沈む己
誰か 我をすくう術は
誰か
皓き光よ…


朝焼けに照らされた
眩しき汝を未だ逐いし姿
自責の念 既に痛みは…

冬枯れ 蒼天の風に
流れ吹く想い 雀の涙
情けなくちから尽きたが
紅の陽はただ羨望の果てに…

翼は弱々しくとも
皓き天を ただただ見つめる
この想いは今届かずとも
紅き陽にいつか流れつく


影に隠れ 遠く離れて見守る
幽き恒星となれ


羽根も心も薄汚れ
昇る能力を忘れた
闇にひとり 青天を仰ぎて
闇にひとり
 幼き己 と 現の己
 そして紅き陽よ汝の歌を
くすんだ金色の糸で歌う

  暗喩とか対句とか好きなの、俺。

  己(うぬ)=我=自分、汝(うぬ)=君
  皓(しろ)き=白い、墨(くろ)き=黒い
  明かし=明るい、  幽(くら)き=暗い
  恒星→「ほし」と読んでください。

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『 孤独な卵 』

悲しいね
暖められない卵はいつだって
世界から見捨てられたはずれ者
悲しいね
アスファルトの上の白い石は
誰の目にも止まらない暑い孤独の中で
 穿つ雨
 吹荒ぶ風
 行き交う獣たち
いつだって危険だらけ
身に迫る寒気に怯えている
              死という危険
でも君の内にある魂は
どんなに小さくても小さくても
 心の故郷
 大好きなもの
 青い大空
いつだって暖かいはず
いつだって強く息づいているはず
              生という純粋さ
君の魂ははばたくことを強く願っている


挑み続けろ 天の明るみをめざして
たとえ陽が君の身を挫いても
きっと生きることの辛さは誰よりも強い力になる

黒い大地に熱されて
挫けた翼を誇らないで
たとえ希望が冷くても
殻を破る力を忘れないで


悲しいね
傷ついた羽根はいつだって
力なんかはいらない弱々しいもの
 穿つ雨
 吹荒ぶ風
 飛び交う獣たち
いつだって樹の陰に
怯えて隠れているだけ
              恐怖の濃霧
でも君が描く夢の地図は
どんなに小さくても「くだらなく」ても
いつだって強く光っているはず
              生という重要さ
君の魂はあの青い空に憧れている


進み続けろ 天の明るみをめざして
たとえ陽が君の身を挫いても
君は生きることの辛さを知っている
         無駄だと思わないで
大きな存在に阻まれて
虚しい現実に従わないで
たとえ希望が小くても
壁に抗う力を忘れないで


   定められた運命なんて
    在るのは変動する運命だけ
   変えてみせろ 打ち砕いてみせろ
   世界の常識なんて 有り得ない

   悲しいね
   外見の醜さで運命が変わるなんて
   辛いね
   小さな羽根はいつも踏み潰されるばかり


挑み続けろ 天の明るみをめざして
大地の無情さにもひるまない
生者の競争にも追いついて

生きる熱を忘れないで
虚しい翼を誇らないで
たとえ希望がうすくても
      魂の熱さを忘れないで

  くさすぎて泣きそうになる
  中坊のころ

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『 Doll. 』

もうどうしようもない 人形のようなこの心
何をすればいいのか さっぱりわからないまま

僕は前までずっと やりたかったことほとんど
「勉強なんて」ってほったらかし 描いてたけど 自分の世界
オデコしわよせ 眼つむって ペンを持とうとしない

何をしたらいいのだろう ストレスあまり感じたくないよ
何かを求める イラつき憶える 「もう嫌だよ…」


もうどうしようもない 動くということ知らぬ人形
たすけを求めてるのに 心が酷く痛いのに

ねぇ どうしてなんだろう ひとに教わること嫌う
オデコしわよせ ナミダかんじる ナミダなんか出てこないのに

何をしたらいいのだろう 「たすけてよ」ってさけぶけれど
あきらめようか さけびつづけようか 流れにのり


サクラの花 まだせつなく
ひらりひらひらひらりひらり 落ちるように
心のカワ もうむなしく
ひらりひらひらひらりひらり はがれてく

何をしたらいいでしょうか ストレスあまり感じたくないよ
何かを求め イラつき憶え 流れにのるよ
何をしたらいいのですか この心はとどいていますか
何かを求め むなしく散るよ このサクラ


何をしたらいいでしょうか 歌でも歌っていましょうか

何かを求め イラつき憶え 「たすけてよ…」

  子供の頃の、リメイク

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